気が付けば冬も間近。
ファッション全般の体系的な知識はもちろん、おすすめなアイテムもどんどん紹介していきたいところです。
セールが始まっちゃってるところもあるので、なるべく更新がんばります(汗)。
今回は畦編みのニットをご紹介します。
以前書いた通り、畦編みがトレンド。
畦編みとはこのようなものです。
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生地に凹凸があり、浮き出てるのが畦っぽいから畦編みという名称になりました。
そんなトレンドの畦編みのニットでおすすめなのが、BATONER(バトナー)というブランド。
最近色んなお店で見かけて、個人的にも気になっています。
BATONER(バトナー)とは
バトナーは2013年にレディースから展開をスタートした新しいブランドですが、元々高級ブランドの下請けのファクトリーだっただけに、その実力は折り紙付き。
最近は国内ブランドのニットの生産の多くが海外に移ってしまったので、その技術を絶やさないために、自らブランドを立ち上げたそうです。
バトナーという名前には、“技術を継承していく者”という意味が込められているとか。
どの分野においても、職人さんの平均年齢が年々上がってきており、後継者もなかなか育たないというのはよく聞く話ですし、是非、長年培ったその素晴らしい技術力を次の世代に伝えていって欲しいですね・・・。
また、工程の全てを自社で行えるので、価格は約2万円ほどとかなり抑えられているのも嬉しい。
畦編みニットはどう使う?
さて、畦編みニットですが、見た通り、非常に生地に表情があるのがポイント。
タフな印象で、1枚で着ても存在感があります。
バトナーの生地は特に立体感があり、胸元の斜めの切り替えが特徴。
しっかり目が詰まっていて、自然な光沢があるので、一目で良い物だと分かります。
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僕は基本的に柄物はほとんど着ないので、たまに「ちょっと単調かな?」と思うコーディネートになるときもあります。
そういったとき、このような織り柄のあるニットを持っていると便利なので、欲しいなと思っているところです(笑)。
また、こういった織り柄のあるニットは、インナー使いにも適しています。
秋冬の基本のカジュアルスタイルと言えば、ニット+アウター。
アウターは高額なので多くは買えませんし、そうなるとほとんどの人はシンプルな物を選びますよね?
定番色で無地の、生地も特殊ではないものを。
もちろんそれは大正解だと思います。
少ない数で回していくことを考えると、やはりどんなコーディネートにも合わせやすいものを選ぶのが賢いでしょう。
お金に余裕がある方以外は、アウターで冒険する必要はないと思います。
しかし、それにサラッとした普通のニットを合わせすると、少しのっぺりしたように思える場合もあるんです。
そういった場合に、柄が入ったニットや、編み方に表情のあるニットを合わせてやると、立体感が生まれ、単調さが無くなります。
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今回は畦編みですが、ベーシックなケーブルニットなどもおすすめですよ。
それと、インナーとアウターを同色にする着こなし。
境界線が分かりづらく、のっぺりしがちなのですが、これも生地感を変えてみるとしっくりきます。
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どちらもバトナーのニットをインナーにしています。
SHIPS(シップス)の店舗で、画像のようなバトナーのシンプルなニットを見たのですが、ネットで調べても出てこない・・・、売り切れてしまったのでしょうか。
シップスと言えば、この前、マフラーでおすすめできるものがあったので紹介しようと思っていたのですが、そちらも帰宅後ネットで調べると見つかりませんでした。残念。
タートルネックのタイプもあります。
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これはUNITED ARROWS(ユナイテッド アローズ)で販売されているものですね。
お店で見た時、ダウンベストと重ね着してあり、良いなと思ったのですが、正直あまり人気がないみたいで・・・。
わりとヘヴィーなニットだったり、価格が他のものと比べて少し高かったりするからでしょうか?
セールで安くなればいいな・・・なんて思っています(笑)。
ダウンベストは確か、DUVETICA(ディベティカ)で、ウール生地のチャコールグレーみたいな色の物だったと記憶しています。
こういったニットは、ダウンベストと合わせるのもおすすめですね。
ダウンベストのサラサラしたした生地感と畦編みニットのざっくりした生地感というギャップのある組み合わせは、非常に相性が良いです。
ダウンベストがない袖の部分も、厚いニットであればある程度防寒できるでしょう。
このような組み合わせは、アウターにもよく見られますね。
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これは前に紹介した、HERNO(ヘルノ)というブランドのブルゾン。
こちらは身頃の生地がざっくり、袖の生地がサラッとしています。
贅沢にカシミアを使っていて、びっくりするほどお高いですが・・・。
ちなみにこのようなタートルネックもバトナーから出てる模様(笑)。
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こんなにリブが太く、しっかりしたタートルネックはあまり見たことがありませんね。
タートルは首を覆ってくれるので、1枚で着てもサマになりやすいのですが、よりネックのリブが太い物を選ぶと、首元にインパクトが少ないブルゾンとの相性も更に良いでしょう。
それでもここまで大きいと、重ね着しずらかったり、ちょっと扱いづらそうですが・・・。
実際に何年も着用してはいないので申し訳ないですが、製品を見た限りでは、耐久性もかなり期待できそうです。
きちんとケアをすれば、何年も愛用していけるでしょう。
冒頭でも述べた通り、ニット作りの工程の全てを自社で行えるので、コストパフォーマンスに優れているのも特徴。
BATONER(バトナー)のニット、おすすめです。