メンズのニット(セーター)の種類と選び方

今回は秋冬の必需品であるニットの種類や選び方について。

ニットと言っても、サラサラしたものから、ざっくりしたものまで、色々ありますよね。

ネックの種類も基本的なものだけで、クルーネック、Vネック、タートルネックなどなど。

これだけ種類があると、どんなニットを選べば良いのか分からない方、既に持っているニットをどう着たらいいのか分からない方、たくさんいらっしゃるかと思います。

この記事では、それらのニットをタイプ別に分けて、解説していきます。

ニットのトレンドについても解説しているので、是非、こちらもどうぞ。

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ゲージの種類

まずはゲージの種類。

「ゲージって何?」という方も多いでしょう。

ゲージの定義とは、編み機の針が1インチの中に何本入ってるか・・・なんですけど、そんなことを言っても何が何だかさっぱりなので、もっとアバウトに言います(笑)。

簡単に言うと、ゲージ数が高い場合は糸が細く密度が高い生地になり、ゲージ数が低い場合は糸が太く密度が低い生地になります。

前者をハイゲージ、後者をローゲージ、その中間くらいをミドルゲージと言います。

生地はハイゲージは薄く、ローゲージは厚いです。

言葉だけだと分かりづらいと思うので、画像で説明していきますね。

・ハイゲージ

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この通り、糸がかなり細く目が詰まっています。

そして上質なハイゲージのニットは他のニットと比べ、光沢感が強いのが特徴。

薄い生地でサラッとしているので、インナーにも向いていますね。

ドレススタイルにも合わせやすいですし、カジュアルに着るときもハイゲージのニットを選べば、綺麗目で上品なコーディネートになりやすいです。

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・ローゲージ

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ハイゲージのものと比べると違いは一目瞭然。

糸が太く、ざっくりしていますよね?

ローゲージのほうがより暖かそうなイメージです。

実際生地が厚いのでハイゲージより暖かいでしょう。

ハイゲージと比べると光沢感は少ないですし、生地感的にもカジュアルな部類。

・ミドルゲージ

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先ほども言ったように、ハイゲージとローゲージの中間です。

ローゲージとの違いが分かりにくいかもしれませんが・・・。

実は厳密に、ここからここまでのゲージ数がミドルゲージで、これ以下がローゲージで・・・という基準はあるのですが、そんな細かいことは気にしなくて大丈夫(笑)。

ある程度感覚で分類すれば良いと思います。

ネックの種類

次にネックの種類。

どんなものがあるのか見ていきましょう。

・クルーネック

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最もベーシックな形。

誰にでも似合う、非常に使いやすいタイプです。

・Vネック

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Vの形に開いているから、Vネック。

現在はトレンドから外れていますが、今後徐々にまた人気が高まってくるでしょう。

もちろん定番の形なので、トレンドじゃないから着れないといったことはありません。

クルーネックよりも首の開きが大きいので、少しドレス目です。

・タートルネック

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こちらも定番、タートルネック。

首がしっかり覆われているのが特徴。

ここ数年、継続して人気があります。

1枚で着てもサマになりやすいのもいいですね。

首元が寂しくなりがちなジャケットやコートなどと合わせるのもおすすめ。

苦手意識がある方も多いかもしれませんが、首のリブの太さや高さでイメージがかなり違ってくるので、色々なものを試してみましょう。

・モックネック

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今シーズンのトレンドでもあるモックネック。

ハイネック、ボトルネックなどとも呼ばれます。

クルーネックとタートルネックの中間、良くも悪くも中途半端な形です。

タートルネックより低いので、首が覆われるのが苦手な人にもおすすめ。

選び方

ここまで読んでいただいて、一通りニットの基本的なことは理解していただけたかと思います。

それではどう選んでいくか。

もちろん自分が着たいものを選べばいいのですが、ここでは誰しも持っておいて損は無い、着回しやすいベーシックなものをご紹介します。

ずばり最初に買うなら、ハイゲージかミドルゲージでクルーネックのニットがおすすめ。

このくらいシンプルなものだと、本当に何にでも合うんですよね。

1枚で着るのはもちろん、ジャケットの下に、コートの下に着てもOK。

1枚で着てサマになると言えば、ケーブルニットを選ばれる方も多いかもしれません。

たしかにケーブルニットも魅力的でオシャレですが、まずは無地のものが一番着回しが利くかと。

ネックは、まずは定番のクルーネック。

Vネックでも良いのですが、その場合はあまり深すぎないものがおすすめです。

枚数が揃ってきたら、タートルネックなども買い足していくといいでしょう。

そして色ですが、やはり最初はカラフルなものより、ベーシックな色を選ぶのが正解。

ネイビーやグレーなどですね。

ネイビーとグレーはドレスな色、スーツに使われる色でもあるので、着まわしやすいです。

白のニットもなかなか使いやすいですが、まず買うならこの2色がおすすめ。

そして、生地はなるべく上質なものを選びましょう。

ニットって本来かなり高価ものなんです。

本当に良いものを選ぼうと思ったら、2〜3万円くらいはするでしょう。

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もちろん、必ずそんな高価なニットを買えと言っているのではないのですが、生地が安っぽいと全体の雰囲気も変わってくるもの。

シンプルなものを選ぶときは尚更、生地には妥協しないようにするのが鉄則です。

安い物を何度も買い替えるより、良いニットを買って、しっかりケアしながら、長く愛用していきましょう。

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いかがでしたか?

ニットの種類と選び方をご紹介しました。

参考にしていただければ嬉しいです。


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