2017春夏、今シーズンのトレンドアウターと言えば、MA-1、スカジャン、コーチジャケットなどですが・・・。
3つとも魅力的なアイテムですが、良くも悪くも癖があるので、何も考えずに羽織って簡単にサマになる…というものではありません。
トレンド解説の記事も今後書く予定ですが、今回はどなたでも取り入れやすいアウターを。
流行に流されない定番のショート丈アウター・スウィングトップを紹介します。
スウィングトップとは
スウィングトップとは、このようなシンプルなショート丈のブルゾンのこと。
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デザインは装飾性はあまり無く、ミリタリーアイテムのようなワイルドな感じはせず、かといってテーラードアイテムほど綺麗過ぎず・・・。
悪く聞こえるかもしれませんが、凄く”無難”なのです(笑)。
これが、スウィングトップが廃れることが無く、ここ最近は大きなトレンドにもなることがなく、定番アウターとして今日まで生き残っている理由でしょう。
また、襟はスタンドカラーといって立ち襟になっているので、インナーの相性をあまり考える必要がありません。
同じく襟のあるシャツはもちろん、Tシャツ1枚でも首元がスカスカにはなりませんからね。
アウターの襟の有無は非常に重要です。
同じ理由で、フードが付いているアウターは着やすい場合が多いですね。
ただ、こちらは物によってはフードがペタッと寝てしまうこともあり、それだと首元が寂しく見えてしまって意味がないですが・・・。
そしてスウィングトップと言えば、BARACUTA(バラクータ)。
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バラクータは1937創業の英国の老舗のブランドです。
そんなバラクータの名作、「G9」は最も有名なスウィングトップと言ってもいいでしょう。
スティーブ・マックイーンが着たことでも有名で、今でも様々な海外セレブが愛用しています。
今回は触れませんが、G4もバラクータの人気モデルの1つ。
それでは早速、バラクータのスウィングトップを見ていきましょう。
(実はさっきから既にチラチラ見せちゃってますが・・・笑)
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世界で一番有名なスウィングトップ、G9。
2013年にブランドリニューアルされ、現代的なシルエットにアップデートされました。
昔からある、オリジナルのG9はやや野暮ったいシルエットですが、袖周りもずいぶんスッキリしてスリムになってます。
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もちろん、オリジナルのG9を着こなすのもシックで良いと思いますが・・・。
やはり、おじさんが着る服というイメージが強く、抵抗のある方も多いでしょう。
生地も変更されており、オリジナルのG9はコットン100%ですが、コットンポリエステルのマットな生地になっています。
元々G9はゴルフ用に作られたという経緯があり、ラグランスリーブや、袖口と裾のリブ仕様など、スポーティなディテールが特徴的。
非常にスウィングトップらしいところですね。
ちなみに、リンク先のSHIPS(シップス)が取り扱っているG9のネイビーはほとんど黒に近い色でした。
JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)でも取り扱いがあり、そちらはネイビーらしいネイビーカラーもありますね。
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こちらはバラクータのG10をSHIPS(シップス)が復刻させたモデルですね。
シップス設立40周年を記念して、G40と命名されています。
G9と違い、ウールのような質感の上品な生地になっています。
(実際はウールは10%しか入っていないのですが笑)
リジッドデニムのような色合いなのも良いですね。
また、袖口がリブではなくカフスになっているのも特徴です。
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袖口をキュッと絞れば、よりシルエットもスッキリ見せることができます。
リブよりスポーティな雰囲気が軽減されますね。
裏地のチェックもブルーになっていて、シップスらしさがあります笑。
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値段は一回り高価なっているのですが・・・。
G9には無い、シックで上品な雰囲気を持った良いモデルです。
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最後に、G9のUNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)別注モデル。
こちらは生地が光沢感のある物になっていて、G9をよりスポーティにアレンジしています。
G40とは逆のアプローチですね。
また、この生地変更によって、価格も少し手頃になっているのも嬉しい。
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スポーティ・アウトドアテイストがここ数年のトレンドになっていることもあり、より現代的な雰囲気を纏っています。
年代問わず、着こなしやすくなっていて良いですね。
少し値は張りますが、是非バラクータのスウィングトップを一度手に取ってみてください。
完成度が高く、”これぞベーシック”といった良さを感じることが出来るはずです。