ようやく秋が来たと思ったら、あっという間に冬モード。
今年は秋がほとんど無かったような・・・。
まだ暑かったころは、毎日のように「寒いのはいい、だって着こめばなんとかなるし・・・」と言っていましたが、実際寒くなると、それはそれで文句を言っています(笑)。
対策しようのない真夏の暑さに比べれば大分マシなんですけどね。
そしてなにより、オシャレが楽しい季節でもあります。
ですが・・・。
冬はオシャレが難しい季節でもあるんです。
順を追って話していきましょう。
相対的にオシャレの難易度は変わる
オシャレとは相対的なものです。
当然ですが、オシャレな人がいるのは、オシャレじゃない人がいるからです。
人と比較され、判断されるものなんですね。
真夏の自分の回りの人の服装を思い出してみてください。
カジュアルなプリントTシャツに丈がダボダボのショートパンツ、足元はサンダル。
ファッションに感心が無い人を批判する気はありませんが、まるで中学生みたいな恰好の人はいませんでしたか?
このように、夏は多くの人がオシャレすることを諦め、脱落していくんですね。
「夏にオシャレになる方法が分からない」という方は多いと思いますが、少し工夫するだけで他の人と大きな差が付くのです。
つまり、夏は相対的にオシャレの難易度は簡単になります。
(この辺りは来年にまた詳しく解説しますね(笑)。
書きたいことがたくさんありますから。)
逆に、冬はアウターさえ羽織ればそれらしく見える場合が多いです。
インナーはかなりの面積が隠れますし、アウターに注目が集まり、パンツや靴がそれほど目立ちません。
例えば去年、一昨年、大流行したチェスターコート。
丈も比較的長いですし、かなりドレス寄りのコートなので単品で見てもカッコいい。
それさえ着てしまえば、パッと見て”オシャレに感心がありそう”に見えるんです。
この頃、急にイメージが変わった人は周りにいませんか?(笑)
更に冬は、夏の間はオシャレを諦めていた人が戻ってきたり、ファッションに気を遣う人が増えてくる時期ではあります。
よって、冬は相対的にオシャレのハードルが上がってしまうのです。
ここまでで言っていることと矛盾しているように思われるかもしれませんが・・・。
僕は、ファッションは競争であるとは思っていません。
他人と勝負するものではありませんし、もちろんオシャレな人が偉いわけではありません。
むしろ、全ての人が心地良い装いをするようになることを望んでいて、そのために少しでも貢献出来ればと思い、このサイトを立ち上げました。
しかし、差がつきにくくなれば、相対的にオシャレの難易度が上がるのは事実です。
冬のオシャレが難しい理由
先ほど説明したことに加え、単純に使うアイテムの数が増えるので、これだけでもグンと難しくなります。
夏は「シャツやTシャツに何のパンツを合わせれば良いか」といったように、非常にシンプルな組み合わせの場合が多かったですよね。
冬は更にその上に1~2枚着ることになりますし、マフラーや手袋などの小物も増えます。
それに比例して、アイテム同士の相性、色の組み合わせなど、考えることも多くなります。
更に、冬物は高価な物が多い・・・。
長く使える物も多いですが、単価が大きな物はなかなか買いづらい方が多いはず。
比較的手軽なニットも、カットソーと比べると3倍くらいします。
また、消耗を考えると、コートやニットは連続で着用するのは控えたいので、ある程度枚数が必要になってきます。
かといって、誰もが十分な量の服を揃えられるわけではないので、当然”着回しが利くかどうか”も重要になります。
http://strasburgo.co.jp/formation/images/mens/catalogue/1.jpg
冒頭でオシャレが楽しい季節などと言っておきながら、ネガティブになってしまうような事ばかり書いてしまってすみません・・・(笑)。
では、一体どうすればいいのでしょうか?
冬にオシャレになるのは厳しい・・・?
もちろん、そんなことはありません。
アイテムの数が増えても、ドレスダウンという考えをベースに、このサイトで解説する着こなし方・選び方を参考にしていただければ心配ありません。
コストパフォーマンスに優れ、着回しが利くアイテムも、どんどん紹介していきます。
皆さんが冬のファッションを全力で楽しめるように、これからも記事を更新し続けます。
現在行っているトレンド解説がひと段落したら、具体的なスタイリングの解説に力を入れるので、そちらもお楽しみに。