今日のコーディネートにはマフラーをどう巻けばいい? マフラーの巻き方を考察

もう1月も終了間近ですね。 早くてびっくりしています。

そういえば、今シーズンは全然セールで買い物してませんでした。

「こんなに安くなるなら買っちゃおうかなぁ~」という物はいくつかあったのですが…。

既にけっこうお金を使っちゃったので、グッと我慢して春夏に向けて温存しておこうと思います(笑)。

さて、時期的にも遅くなりましたが・・・。

まだまだ寒さは続くので、今回はマフラーの巻き方について解説していきます。


いつも同じ巻き方ではダメ?

「マフラー 巻き方」などで検索すると、色んな巻き方を解説している記事はたくさんありますが、“ファッション的にどう使うか?”というところに重点を置いて解説されることはほとんど無いと思います。

パッと見て気に入ったマフラーの巻き方が出来るようになったとしても・・・。

「今日のコーディネートにはどんな巻き方をすればマッチするんだろう?」

「この巻き方のメリットとデメリットは?」

など、むしろそこが重要なんですね。

マフラーといってもボリューム感がある物から、あまりない物まで。

それぞれ巻き方にも、向き不向きがありますし、防寒性も変わってきます。

また、ファッションはコーディネート全体のバランスですから、あくまで全体を見ながらどう巻いていくか判断する必要があるのです。

http://strasburgo.co.jp/formation/images/mens/catalogue/5.jpg

そこで今回は、是非知っておいてもらいたい定番の巻き方4つを例に、それぞれメリットとデメリットを踏まえながら解説していきます。

僕もよく使うのは大体この4つ。

マフラーの巻き方自体はこの他にも多数ありますが、珍しい巻き方=オシャレというわけではないですし、大人の男性はやはり普通にサラッと巻いているのが一番カッコいいと思います。

メンズ向けに書いていますが、全てレディースでも出来る巻き方なので、参考になれば幸いです。

どれも簡単なので、是非気に入ったものからドンドン試してみてくださいね。

マフラーの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

メンズのマフラーの選び方を解説 おすすめの色や、良い生地の見分け方は?
12月は冬のファッションの基礎知識を解説していくということで、今回はマフラーの選び方について。 マフラーをすることのメリット、生地の種...

垂らし巻き

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いきなり「巻いてねぇじゃん!」と突っ込まれそうですが・・・(笑)。

マフラー縦に半分に折って首にかけるだけですが、これも立派な巻き方?の1つ。

広範囲でマフラーをコーディネートに取り入れることができるのが特徴。

そのぶん服と干渉するので、色選びも重要になるんですけどね。

画像のように、特にロングコートとの相性が良いです。

ショート丈のアウターだとマフラーが裾から飛び出てしまうので、ぶらぶらしてしまいます。

(それを敢えて狙うならいいですが…。)

僕も、チェスターコートなどを着るときはよくマフラーを垂らしてます。

首元にはそれほどボリュームが出ず、かといってスカスカにはならないので寂しくも見えないので、丁度いいんですよね。

クルーネックをインナーにするときでも、マフラーを垂らすだけで一気にバランスがまとまったりするんです。

(首元のボリュームの必要性については、先ほどのマフラーの選び方の記事で詳しく書いているので、そちらを参照してください。)

また、ビジネススタイルにも最も似合うマフラーの巻き方だと思います。

https://www.shipsltd.co.jp/wp-content/uploads/2016/09/SHIPSMEN_10.jpg

コートの襟を立てて、内側(インナーの上)ではなく、外側(コートの上)に垂らしたりするのもいいですよ。

見た目通り、やはり防寒性は低いのがデメリットでしょうか。

コートの内側に垂らして、うなじにしっかり密着するようにすれば、マフラーをしてない状態と比べると全然温かいですが・・・。

やっぱり外気は入ってきますね。(特に正面から)

一周巻き

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巻き方の名称は正しいかどうか分かりません(笑)。

おそらく大半の方が自然にやってる、最もスタンダードな巻き方ですね。

垂らしの状態からクルッと一周させるだけ。

シンプルですが、やはり使い勝手は良いですよ。

ポイントは左右の長さ。

長さを揃えると作為的に、わざとらしく見えてしまいがちで、そういった要素はメンズファッションでは基本的に好まれないんですね。

より自然に巻くには、左右の長さに差をつけるようにしましょう。

わざとらしさがでるのを理解した上で、それを計算して敢えて長さを揃えるならば、もちろんそれはアリです。

逆にレディースでは、メンズよりファッションの作為的な要素が好まれるので、左右の長さを同じにして巻いていることが多いですね。

一周巻きはボリューム感はそれほど出ないので、生地が薄いマフラーで巻くと頼りなく見えてしまうこともあるので注意が必要です。

ボリュームがあるマフラーで一周巻きをすると、このような感じに。

上で見た画像と比べてみてください。

http://www.cosstores.com/Content/ProductContent/0305485004/0305485004_32_6.jpg

マフラーの生地や長さによってボリューム感は様々。

同じ一周巻きでも、イメージは大きく変わってきます。

ミドルゲージのざっくりしたマフラーのようなボリューム感のある物は、それを活かしてシンプルに一周クルッと巻くのがオススメですね。

デメリットは風などで簡単に飛ばされてしまうこと(笑)。

本当によくほどけてしまうんですよ・・・。

他の巻き方と比べるとギュッと締め付ける感も無いので、外気が入ってきやすく、防寒性は少し低めですね。

ワンループ巻き

https://www.shipsltd.co.jp/wp-content/uploads/2016/09/SHIPSMEN_22.jpg

これも定番の巻き方。

垂らした状態からもう一度長い方を半分に折って首に巻き、できた輪っかにもう片方を通す・・・ということで、ワンループと呼ばれます。

カジュアルなスタイルにも、下の画像のようなジャケットスタイルにも似合う万能な巻き方の1つですね。

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ボリューム感も出やすいですが、マフラーの長さが短いとなかなかサマにならないので気を付けてください。

防寒性も高く、しっかり固定されているので風が吹いてもほどけません。

シンプルな巻き方ですが、巻くときにひねりを加えることで、より立体感が出せます。

リバーシブルで表裏が違う色のマフラーであれば、両方の面を見せられる・・・なんて効果的な使い方も出来ますよ。

また、ひねりを加えることで”こなれ感”が生まれ、きちんと巻いてる感じが薄れます。

一周巻きのときと同じように、メンズファッションはナチュラルな雰囲気が好まれるものです。

マフラーは、良い意味で”適当”に巻くのがいいんです。

正確に半分に折って、長さもきちんと揃えて・・・というのはあまりカッコよくは見えないんですよね。

もちろん本当に何も考えずに適当にやったら不格好になってしまうので、難しいところなんですが・・・(笑)。


ピッティ巻き

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ピッティというのは、イタリアのフィレンツェで行われるメンズファッションの大規模な展示会のこと。

同じくイタリアのミラノコレクションや、パリコレなどとは少し雰囲気も違います。

そのピッティの会場に集まるオシャレな人たちがよくしていた巻き方・・・ということで、”ピッティ巻き”と呼ばれるようになりました。

(ピッティ行ってみたいなぁ~)

ワンループより更に、ボリューム感を出しやすいのが特徴です。

薄いマフラーでもある程度量を出すことが出来るので、少しボリューム不足なハイゲージのマフラーはよくピッティ巻きをしています。

全体の印象が軽くなりがちな、ショート丈のアウターとも相性は良いですね。

文字だけで巻き方を説明するのは厳しいので、気になった方は調べてみてください。

少し複雑そうに見えるかもしれませんが、一度やってみるとすぐに覚えられるので是非。

ピッティ巻きもしっかり首に巻き付くので、温かいです。

ワンループと同じように、ひねりを加えるとより立体的に見せることができます。

これも定番の巻き方ですが、上3つの巻き方に比べるとやっている人も少ないので、人と被りたくないという人にもおすすめです(笑)。


いかがでしたか?

是非、自分のお気に入りの巻き方を見つけてみてください。

首元にどれだけボリュームを持たせるか、コーディネートに応じて臨機応変に対応できるようになれると良いですね。


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