もうすぐ10月だと言うのに、まだ暑い日もありますよね・・・。
アパレル業界はもうとっくに秋冬シーズンになっていて、お店にはもうダウンやコートも並んでいます。
しかし、秋でも冬でも暑い日には涼しい格好をしましょう。
我慢して暖かい格好をして汗をかくのはオシャレではないではありません(笑)
と言いつつも、「やはり秋なので秋らしい格好をしたい!」と思うのは僕だけではないと思います・・・。
そこで今回は、麻(リネン)の服についてお話ししていきます。
夏の素材の代名詞と言ってもいい麻ですが、実は秋にも着れるものはたくさんあります。
「麻は夏専用!」と思われる方も多いかもしれませんが、素材だけで季節を判断するのはあまり良くありません。
冬のイメージが強いウール(毛)でさえも、サマーウールやトロピカルウールなどと呼ばれる夏に着ることができる生地があるんですよ。
春に買った服をまた着れるので経済的にも嬉しいですね。
だからと言って、麻の服は全部秋に着てもOK!というわけにはいきません。
そこで今回は、秋に着ることのできる麻の服と、そうでないものを区別するコツをご紹介します。
- 色はダークトーンで
- 素材の相性に気をつける
- 生地が薄すぎない 混紡生地であれば尚良い
それでは詳しく見ていきましょう。
色はダークトーンで
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まず、色と季節感は密接に結びついています。
夏に近づけば全体的に色は明るくなっていきますし、逆に冬に近づけば全体的に暗くなっていきます。
色や季節感についてはまた別の記事で詳しく書こうと思うので今回は深入りしませんが、秋はどちらかと言えば暗めな色が合う季節なんです。
例えば、夏に白やサックスブルーの麻シャツを凄く季節感があってオシャレですが、秋口に着ていると涼しげな印象が強すぎて違和感があります。
つまり涼しげなイメージがある麻でも、ダークトーンの色のものにすれば、秋に着ても違和感が薄れるでしょう。
素材の相性に気をつける
麻と相性の良い素材はなんでしょうか?
麻と麻はもちろんOK 麻と綿の組み合わせも季節の変わり目などにピッタリですね。
では麻と相性の悪い素材は?
それは涼しげな麻とは真逆のイメージのウールなどでしょう。
先ほど夏に着れるウールがあると書きましたが、やはり一般的なウールは秋冬に向いている暖かいものです。
ここが上手に重ね着するときのポイントです。
例えば、麻のシャツの上にウールの薄手のカーディガンを羽織るとします。
季節の変わり目で、昼と夜の温度差が激しいとき。
冷え込んだときはカーディガンを着ているので暖かいですし、昼間の暑いときには脱いでシャツ1枚になると涼しいので便利に思えるかもしれません。
しかし残念がら、明らかに素材と素材がアンバランスで、見た目に違和感がありますね。
というわけで、麻の服は同じ麻の服や、綿などの服となら合わせやすいでしょう。
生地が薄すぎない 混紡生地であれば尚良い
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麻素材の服で一番秋口に使えると思うのは長袖のニットです。
ウールのニットほど暖かくなく、初秋にはピッタリ。
ただ1点、注意することがあります・・・。
それは生地が薄すぎないこと。
薄すぎて透けたりすると、どうしても涼しい印象になってしまいます・・・。
そして、出来れば混紡生地のニットであれば更にオススメ。
綿麻などがよく見られますが、パッと見て麻だと分りにくいですよ。
麻ほど涼し過ぎないので、温度変化にも耐えられるでしょう。
混紡生地がオススメなのはジャケットにも言えますね。
まだ暑さが残る初秋にジャケットを羽織るなら、なるべく涼しいものがいい。
しかし、麻100%のジャケットでは、どうしても涼しげな印象になってしまう・・・。(もちろん色や生地の厚さなどよっては着れる物もあります。)
そういった場合には毛絹麻などの生地のジャケットがいいでしょう。
秋はもちろん、3シーズン使える万能な生地です。
色々書きましたが、結局は着てみて違和感がなければOK!
季節感がある人というのは、こういった判断も絶妙なのです。
自信がない方も、今回の記事で書いたことをぜひ参考にしてみてください。